不動産売却時の媒介契約について!種類や注意点も解説

諏訪 徹

筆者 諏訪 徹

不動産キャリア8年

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不動産売却時の媒介契約について!種類や注意点も解説

不動産の売却を検討し始めたものの、不動産会社に依頼する際の「媒介契約」には種類があり、どれを選ぶべきかわからずにお困りではありませんか。
それぞれの契約形態が持つ特徴や違いを正しく理解せずに手続きを進めてしまうと、売却活動が長期化したり、想定より低い価格で手放すことになったりと、大きな損をしてしまうリスクがあります。
本記事では、3種類ある媒介契約の基礎知識から、それぞれのメリットや注意点、そしてご自身の状況に合った最適な契約方法を見極めるポイントについて解説します。
大切な資産である不動産の売却で絶対に失敗したくないとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。

不動産売却における媒介契約とは?

不動産売却における媒介契約とは?

不動産売却を成功させるには、まず主な契約形態である媒介契約の基本からおさえることが大切です。
まずは、媒介契約の役割や、3つの契約種類について解説します。

媒介契約の役割と基本

媒介契約とは、売主が不動産会社へ売却活動を依頼し、条件や役割を書面で確認する正式な契約です。
宅建業法では依頼者を守るため、媒介契約書の作成と交付が義務づけられています。
また、契約書には媒介価額や契約期間、仲介手数料の範囲などが記載され、売却方針を共有する土台になります。
販売開始時の価格や、依頼期間は後の活動にも関わるため、曖昧なまま進めず確認することが大切です。
なお、通常の広告費は仲介手数料に含まれるため、追加費用の有無も聞いておくと不安を減らせるでしょう。
あらかじめ希望価格や引渡し時期を整理しておくと、担当者へ具体的に伝えられ、認識のずれも防げます。

3つの契約形態の特徴

媒介契約には一般媒介、専任媒介、専属専任媒介の3種類があり、依頼範囲や報告の受け方が変わります。
一般媒介契約は、複数社へ依頼でき、自分で買主を見つけることも可能なため、自由度の高い方法です。
一方で、専任媒介契約は1社に絞り、7営業日以内のレインズ登録と2週間に1回以上の報告を受けられる形になります。
専属専任媒介契約は任せる範囲が広く、5営業日以内の登録と1週間に1回以上の報告が特徴です。
また、レインズは会社間で情報を共有する仕組みで、買主探しの広がりにも関わります。
ただし、自分で見つけた買主との取引は契約で異なるため、自由度と管理の手間を比べて選んでください。

状況別のおすすめ契約

契約形態は、物件の人気度や売却に使える時間を見ながら選ぶと判断しやすいでしょう。
駅近や築浅マンションなど、需要が見込める物件は、複数社の販売力を活かせる一般媒介契約が向いています。
一方で、一戸建てや一般的なマンションを売りながら知人の買主候補も探したい場合は、専任媒介契約が便利でしょう。
遠方の実家や築年数が経った物件は、1社に細かく任せられる専属専任媒介契約も検討できます。
ただし、需要や価格帯によって反響の出方は変わるため、担当者の見立ても参考にしましょう。
また、早く売りたいのか、手間を減らしたいのかを決めると、自分に合う契約を選びやすいでしょう。

3つの契約形態の違いと選ぶメリットを比較

3つの契約形態の違いと選ぶメリットを比較

前章では、媒介契約の種類について述べましたが、それぞれどのようなメリットがあるのか気になりますよね。
ここでは、販売活動の違いや、選ぶメリットについて解説します。

販売活動が与える影響

媒介契約の違いは、広告の出し方や購入希望者への届き方、集客力に大きく影響するでしょう。
一般媒介契約では、複数社が買主を探すため、好立地の物件なら幅広い反響を期待できます。
しかし、各社が広告費をどこまでかけるかは、物件の需要や成約見込みによって差が出やすい点に注意が必要です。
専任系の契約では窓口が1社にまとまり、写真撮影や販売図面、地域への案内活動を計画的に進められます。
そのため、広告量だけでなく、物件の魅力をどう伝えるかまで相談しやすくなるでしょう。
さらに、レインズ登録によって他社にも情報が共有されるため、物件に合う買主と出会う機会が広がります。

各契約のサポート体制

一般媒介契約には法律上の定期報告義務がないため、販売状況は各社へ確認する必要があるでしょう。
そのため、複数社に依頼できる反面、内見日時や鍵の受け渡しなどを自分で整理する場面が増えます。
一方で、専任媒介契約は2週間に1回以上、専属専任媒介契約は1週間に1回以上の報告を受けられる仕組みです。
報告頻度が決まっていると、販売活動の進み具合を把握しやすく、次の判断もしやすいでしょう。
報告では問い合わせ数だけでなく、内見後の感想や購入を迷う理由まで確認すると効果的です。
また、窓口を1社に絞ると連絡や案内が一元化され、忙しい方でも売却活動を進めやすくなります。

最適な契約を選ぶ基準

最適な契約は、売却で何を重視したいのかによって変わってきます。
一般媒介契約は、複数社の販売力を試しながら、自分でも進行状況を積極的に管理したい方に合う方法です。
一方で、専任媒介契約は定期報告を受けつつ、自分で買主を見つける余地も残したい場合に向いているでしょう。
専属専任媒介契約は、連絡や調整をできるだけ任せ、こまめな報告を受けたい方に適した契約です。
また、売却の期限や手間をかけられる範囲を先に整理すると、契約ごとの違いを比べやすくなり、迷いも少なくなるでしょう。
最後は、担当者の説明のわかりやすさや相性も確認し、納得して依頼できる会社を選んでください。

失敗しない媒介契約の注意点と売却成功のコツ

失敗しない媒介契約の注意点と売却成功のコツ

ここまで、各契約の特徴を解説しましたが、失敗を防ぐためのリスク管理もおさえておきましょう。
最後に、契約時の注意点と、売却を成功させるコツについて解説します。

専任契約を推奨する理由

確実な売却を目指すなら、方針を1社と共有しやすい専任媒介契約や専属専任媒介契約が有力です。
一般媒介契約では複数社から連絡が入り、内見希望や日程調整を売主が管理する負担が増えることがあります。
一方で、専任系なら担当者が窓口となり、購入希望者への案内や連絡をまとめやすくなるでしょう。
また、担当者が物件の特徴を継続して把握できるため、内見時の説明や提案にも深みが出ます。
さらに、反響データを集約して分析できるので、広告の見直しや価格調整の相談もスムーズに進めやすいでしょう。
売却方針を見直す時期も相談しやすく、希望条件に近い形で進められる点も安心材料です。

契約前の確認とリスク

契約前には、任せた後に不安を残さないため、媒介契約書の内容と事前説明を合わせて確認することが欠かせません。
まず、レインズへいつ登録されるのか、公開状況を確認できるのかを担当者に聞いておきましょう。
また、登録証明書を受け取れば、物件情報が正しく共有されているかを売主側でも確認できます。
契約期間や解除条件、実費精算の有無、仲介手数料の範囲も事前に読んでおくと安心です。
不明点を残したまま署名すると、後で認識違いが生じる可能性もあるため、遠慮なく質問してください。
複数社へ依頼する場合は、写真や物件情報の表記をそろえ、検討者に伝わる印象を統一しましょう。

契約後に取るべき行動

契約後は、不要品の整理や水回りの清掃を済ませ、内見時に清潔な印象を持ってもらう準備を進めます。
販売開始後は、広告の閲覧数や問い合わせ数を確認し、反響が多い点や少ない点を担当者と共有しましょう。
一方で、1か月ほど経って内見が少ない場合は、写真や紹介文、販売図面の見え方を見直すことが大切です。
2か月目以降は、周辺の競合物件や検索条件と比べながら、必要に応じて販売方針を調整してください。
また、室内の印象や価格の見せ方を改善すると、検索から内見へ進む流れが作りやすくなります。

まとめ

不動産売却の媒介契約には一般・専任・専属専任の3種類があり、物件の需要や売却に使える時間に応じて選ぶことが大切です。
契約形態により広告展開や報告頻度が異なるため、売却スピードやサポート内容を基準に比較することが重要です。
売却を目指すなら専任系の契約がおすすめで、契約後も担当者と情報共有し、販売方法を見直すことが成功への近道になります。

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